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タイ米を「まずい・気持ち悪い」と感じるのはタイ米騒動のせいです

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今回は以下の質問に、タイ・バンコク在住の「情熱タイランド編集部」がお答えします。

  • タイが、まずい・気持ち悪いと言われる理由はなぜ?
  • 平成のタイ米騒動って何?

結論から言うと、タイ米ってめっちゃ美味しいんです。料理によっては、遥かに日本米を凌ぐ美味しさになります。

しかし、昔起こったとある出来事のせいで、タイ米のイメージが悪くなったんですよね。では、詳しく見ていきましょう!

タイが、まずい・気持ち悪いと言われる理由はなぜ?

ある一定の年齢以上の日本人が持つタイ米のイメージがあります。それが、タイ米は「まずい・気持ち悪い」になります。

最近ではタイ料理が大人気なので、そのイメージもずいぶんと緩和されました。しかし、今でも「タイ米=まずい・気持ち悪い」と思ってる日本人は少なくありません。

実は、タイ米のイメージが低下したのには理由があります。それが、今から20年ほど前にあった「タイ米騒動」になります。

タイ米騒動とは?

タイ米騒動について、以下のWIKIがわかりやすいので引用します。

1993年米騒動とは、1993年の日本における記録的な冷夏による米不足現象である。「大正の米騒動」と呼ばれる1918年米騒動に対して、平成の米騒動とも呼ばれている。

出典元:1993年米騒動

率直に言うと、この時のタイ米は本当に美味しくなかったです。なので、私もタイ米がこの時は、本当に嫌いでしたね。

なので、タイ旅行に行くとき、日本米を持参しようと思ったくらいです。でも、実際にタイの現地で食べたタイ米が、めっちゃ美味しかったんです。

日本で食べたタイ米が美味しくなさすぎたので、私は戸惑ったのを覚えています。今ならわかりますが、実はこれには深い理由があったんですよね。

かなり低級のタイ米だったから美味しくなかった

1993年、日本列島は記録的な冷夏にみまわれました。その結果、お米の出来が悪く、翌年の1994年に「日本国内で米不足」になります。

となると、日本人特有の危機管理が逆に走り出します。こぞって「お米の買い占め」に走り出したんですよね。その上、お米屋さんも「売りしぶり、出し渋り」をします。

その結果、市中からはお米が忽然と消えてしまったんです。困った日本政府は、急遽タイ米を輸入します。しかし、このタイ米がまずいことまずいこと。

噂では「かなり低級のタイ米」だったとのことですが、びっくりするぐらいに今食べてるタイ米と違いました。

日本米とタイ米を混ぜる→「ブレンド米」

タイ米の人気がないとみるや否や、とんでもないことを考えた人がいます。ブレンド米といって、「日本米とタイ米を混ぜたお米」を販売し始めたのです。

これが本当に大失敗です。今なら理由はわかりますが、「恐ろしいほど美味しくなかった」です。

まぁ、一生懸命に捻り出したアイディアなんでしょうけどね。しかし、ブレンド米がめっちゃまずいのは当然なんです。

日本米とタイ米の違い

ブレンド米がまずいのは、当然なんです。そもそも、日本米とタイ米では大きく特徴が異なるからですね。

お米の品種は以下にわけることができます。

  • 日本米:ジャポニカ米
  • タイ米:インディカ米

私達が日本国内で食べてるのは、基本的には日本米(ジャポニカ米)ですね。タイ米は、タイ料理店でぐらいしか食べられませんよ。

粘り気が異なる

日本米とタイ米の違いをザックリ言うと、「粘り気」にあります。日本米の方が、お込めに粘り気があるんですよね。

そんな種類の違うお米を混ぜたら、どちらの特性も打ち消して本当に美味しくないお米になるんですよね!

混ぜなかったら、まだマシだったんですが、混ぜてしまったのが大失敗です。では、最後に言います。タイ米はめっちゃ美味しいです。

特に、チャーハンやカレーのような料理に抜群にあいますよ。こればかりは、日本米よりも美味しいと言えますね!