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ナンプラーとは何?タイ料理はコレがないと始まらないw

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タイ料理で使われる調味料には色々ありますが、その中でも一番有名なのが「ナンプラー」です。そのまま使っても良し、隠し味にも良しと、実は密かな万能調味料なんです。このナンプラーがあるだけで、料理がタイ料理っぽくなることうけあいです。

ピリ辛スパイシーで知られるエスニック料理の1つに「タイ料理」があります。実は、ナンプラーはタイ料理には必須な調味料なんですよね。日本料理に醤油がよく使われるように、タイ料理にはナンプラーがよく使われるんですよね。

タイ旅行で食べたタイ料理が美味しくて忘れられない方は、このナンプラーをぜひ使ってほしいですね。自分で作るタイ料理は、なんか現地タイで食べたのと違うなぁって方は、ナンプラーの有無で変わってきますよ!

今回は、「ナンプラーとは何?」について解説します。ナンプラーを知ると、タイ料理がもっとすきになるので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。

ナンプラーとは?

ナンプラーとは、タイの魚醤(ぎょしょう)のことですね。魚醤を簡単に説明すると、魚を使った「醤油」と言うと分かりやすいと思います。一般的な醤油の原材料は、「大豆や小麦」になります。大豆や小麦を発酵させたら醤油になります。

同じように魚を原材料として発酵させると、「魚醤」になるんですよね。ですので、醤油や魚醤などを発酵食品とも言ったりしますね。

ナンプラーのタイ文字とタイ語発音

タイ語で「ナンプラー」は、「น้ำปลา」と書きます。

「ナンプラー」は以下の2つの言葉から成り立っています。

  • ナン:水
  • プラー:魚

「ナンプラー」のタイ語発音は、以下で確認して下さいね。

※3回繰り返してます

日本の醤油のような存在

ナンプラーは、タイ料理の中でも一番有名な調味料です。魚やエビを塩と一緒に発酵させて作られる液体の調味料で、タイの伝統的な料理に深みとコクを与えます。タイ料理に欠かせない調味料であり、幅広い価格帯の商品が市場に存在します。

タイでは、屋台やレストランなどの外食店でナンプラーが常備され、日本の醤油のような存在となっています。ナンプラーは商業的に製造され、一般の家庭で自家製することはほとんどありません。

製造業者は、タイランド湾に面して漁業が盛んで塩田が広がるチョンブリー県やラヨーン県に集中しています。また、ナンプラーの産地として有名なマハーチャイも存在します。

材料と製造方法

ナンプラーは主にアンチョビやコリカ属などの魚を原料としています。一部の業者では、チャオプラヤー川に生息する淡水魚の一部も使用されますが、基本的には海水魚が使用されます。製造プロセスでは、小型の海水魚を丸ごと使用し、魚の重量に対して30〜50%の塩を加えてよく混ぜます。

それを甕やコンクリート製のタンクに入れ、蓋と重石をします。数ヶ月間で魚のタンパク質はほぼ分解されますが、長期間熟成させるほど味が良くなると言われています。通常は12〜18ヶ月ほどで出荷されますが、2年以上熟成させることは稀です。

ナンプラーの等級

最初に取り出した液体部分が一番搾りとされ、これに砂糖を加えて瓶詰めされると一級品となります。貯蔵容器に残った固形分に食塩水とアミノ酸液を加えて熟成させ、液体を取り出したものが二番搾りとなり、酢酸を加えて瓶詰めされると二級品となります。残った固形分には食塩水を加えて煮沸し、酢酸とアミノ酸を加えたものが三級品となります。一級品と三級品の間には価格差があります。

淡水魚を使用する場合は、鱗や頭部、内臓を取り除いた後、同様の加工が行われます。残った魚体には煎り米粉と米ぬかが加えられ、プラーラーとして出荷されます。なお、かつては人工的な魚醤も製造されていましたが、1980年代までにタイ政府によって禁止されました。

風味と用途

ナンプラーは塩辛く、魚の風味と深い旨味を持っています。タイ料理では、さまざまな料理のベースとして使用されます。ソースや炒め物、スープ、サラダなど、様々な料理にナンプラーが使われ、風味を引き立てます。また、タイ料理の代表的な料理であるパッタイやソムタムにも欠かせない要素です。

一級品や二級品のナンプラーは、つけ汁やソースとして広く使用されます。一方、三級品は主に料理の調理に使用されます。ナンプラーは、代表的なタイ料理の料理書に掲載された2,312種の料理の調査によれば、1,265種の料理で使用されており、調味料としては最も頻繁に使われています。塩味を加える際にも、食塩の代わりにナンプラーを使用することが一般的です。

日本の魚醤

実は、魚醤の方が醤油よりも歴史がある発酵食品なんですよね。しかし、時代の流れとともに「魚醤 → 醤油」となります。

あまり知られていませんが、今でも日本国内には魚醤はあるんですよ。日本の魚醤で有名なものは以下になります。

  • しょっつる
  • いしる

しょっつる

「しょっつる」とは、秋田県で作られる魚醤のことになります。しょっつるの原材料となる魚としては、「はたはた・イワシ・コウナゴ」が使われます。

いしる

「いしる」とは、石川県で作られる魚醤のことになります。石川県の地域によっては、「いしり・よしる」と呼ばれることもありますね。

いしるの原材料となる魚としては、「イカ・イワシ」が使われます。

まとめ

ナンプラーについてまとめると以下になります。

  • タイの調味料の中で一番有名
  • 魚やエビを塩と一緒に発酵させて作られる
  • 日本の醤油のような存在
  • ナンプラーにも等級がある

最近では、日本のスーパーにナンプラーが普通に売ってるのが嬉しいですね。

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