
伊勢神宮へようこそ。
日本人の「心のふるさと」とも称されるこの神聖な場所には、古来より変わらぬ祈りと、清らかな気が静かに流れています。
五十鈴川のせせらぎ、森を渡る風、そしてそっと差し込む光の中で、私たちはふだん見落としている「自分の内なる声」と再びつながることができるのかもしれません。
この地で授かるお守りには、目に見えないけれど確かな導きが宿っています。
あなたの願いに寄り添い、迷いや不安の中でも静かに背中を押してくれる…そんなスピリチュアルな旅の伴としての「特別なご縁」に、ここで出会ってみませんか?
伊勢神宮で授かるお守りとは?〜神様の力が宿る心の証〜
伊勢神宮で授かるお守りは、単なる縁起物ではありません。それは、古くから人々の祈りに寄り添い、日々の暮らしをそっと見守ってきた「心のしるし」のようなもの。神宮の静寂に包まれながら、自分の内面と向き合い、願いと感謝を託す行為そのものが、お守りとの出会いです。
お守りの持つスピリチュアルな意味と「常若」の精神
伊勢神宮のお守りには、神様の「おかげ(恩恵)」を受け取るだけでなく、日々を丁寧に生きるという心構えも込められています。神宮が20年ごとに社殿を新しく建て替える「式年遷宮」は、常に若々しくあり続ける「常若(とこわか)」の精神を体現しています。お守りもまた、その瞬間の自分に必要な気づきや願いを託し、日常に小さな変容をもたらす存在として寄り添ってくれます。
お神札(おふだ)とお守りの違いとは?
お神札(おふだ)は神棚にお祀りし、家庭や空間全体を守っていただくもの。一方、お守りは肌身離さず持ち歩くことで、より個人的な願いや守護を願うものです。伊勢神宮では、両者ともに神様との「つながり」を示す大切な証しとされます。それぞれに込められた意味を感じながら、生活の中に「神聖」を迎え入れることができます。
伊勢神宮のお守りは、なぜ特別なのか?
伊勢神宮のお守りが特別とされる理由の一つは、「御神域から授かる」という神聖な体験そのものにあります。日本の総氏神・天照大御神をお祀りする内宮、そして食の神・豊受大御神をお祀りする外宮という、極めて清らかな場所でいただくお守りには、静けさとともに凛とした気配が宿ります。ただ手にするだけでなく、神宮の空気を感じながら向き合うことで、お守りは自分の祈りを写す「鏡」のような存在になります。
伊勢神宮のお守り|種類と値段一覧(内宮・外宮別)
伊勢神宮では、内宮・外宮それぞれの神様にちなんだお守りが授与されています。種類や初穂料(値段)は明記されていないものもありますが、多くのお守りは静かに手に取り、祈りを込めるための“出会い”として並んでいます。その一つひとつに、深い意味と神様の御心が込められています。
内宮(皇大神宮)で授与されるお守りリストと初穂料
内宮では、天照大御神の御加護を願うお守りが授与されています。健康、開運、交通安全、家内安全など、人生の大切な局面にそっと寄り添ってくれるものが多く見られます。特に「神宮大麻(じんぐうたいま)」は神棚に祀るお札としても広く知られています。一般的なお守りの初穂料は800円~1,200円ほどが目安ですが、授与所では値段よりも気持ちを大切にして選ぶ方が多いようです。
外宮(豊受大神宮)で授与されるお守りリストと初穂料
外宮では、衣食住の恵みを司る豊受大御神にちなみ、日々の暮らしを守るお守りが中心です。健康長寿、家内安全、商売繁盛など、現実的な日々の守り神として信仰されています。授与所では手のひらに収まるようなシンプルなお守りが主で、優しい布地に包まれたものが多く、素朴な温かみを感じます。初穂料は内宮と同様、一般的には800円前後です。
時期限定のお守りや珍しいお守りはある?
伊勢神宮では、基本的に時期限定のお守りの頒布はあまり多くはないものの、正月や特別な神事に合わせた特別授与品が授かれることがあります。例えば、年始には干支があしらわれたお守りや特別な神札が用意されることも。いずれも静かに神様とのご縁を結ぶための「一期一会」として、出会えた時の感謝を胸に受け取る方が多いです。希少なお守りにこだわるより、自分の心と自然に響き合うものを選ぶことが、最も尊い出会いになるかもしれません。
伊勢神宮のお守りの種類と値段
伊勢神宮のお守りには以下があります。
御守

このお守りは、持ち主の心身が健やかで、そして幸せに包まれますようにと願いを込めたものです。
値段:1,000円
交通安全御守(大&小)

交通事故や旅のトラブルから守ってくれるお守りです。
値段:1,000円
開運鈴守

上品に収められたお守りは、身につける人の心を穏やかにし、運気を呼び込むとされています。
値段:1,000円
実は、この特別なお守りを求めて伊勢神宮を訪れる方も多く、「ご利益が高いお守り」として広く知られています。
学業御守

学問の成功や試験の合格を願うためのお守りです。
値段:1,000円
厄除御守

厄災を遠ざけ、災難を防ぐことを願うお守りです。
値段:1,000円
安産御守

無事な出産を願うお守りです。
値段:1,000円
では次は、伊勢神宮のお守りは「どこで買える」のかをチェックしましょう!
伊勢神宮のお守りが頂ける場所
伊勢神宮のお守りを頂くなら、以下の授与所があります。
- 内宮・神楽殿
- 内宮・参集殿
- 外宮・神楽殿
※内宮も外宮も、御正宮への参拝の途中に「神楽殿」が見えてくるので、迷う方はいないと思います
授与所の営業時間
授与所の営業時間が以下になります。季節によって「営業終了時間が異なる」ことにご注意くださいね。
- 10月~12月 :6:00~17:00
- 1月~4月・9月:6:00~18:00
- 5月~8月 :6:00~19:00
※内宮の参集殿授与所は8:30~16:00
伊勢神宮の超有名お守り「開運鈴守」

日本国内で最高峰のパワースポットとして知られる「伊勢神宮」。その伊勢神宮を訪れた際に、ぜひ手に入れてほしいのが、伊勢神宮の特別なお守り「開運鈴守(かいうんすずまもり)」です。
実は、この特別なお守りを求めて伊勢神宮を訪れる方も多く、「ご利益が高いお守り」として広く知られています。
伊勢神宮は、天照大神(日本の最高神)からのご神徳を受ける場所なので、それも納得のいく話ですね。
内宮と外宮で「開運鈴守」のデザインが異なる
この開運鈴守ですが、一般的な伊勢神宮のお守りと違って、内宮と外宮でデザインが違うんです。
- 内宮:巾着型
- 外宮:勾玉型
さらに、伊勢神宮自身もこの特別なお守りをおすすめしています。伊勢神宮の公式WEBサイトでは、開運鈴守について「お神札とお守りのギモン」で以下のように説明してます。
天照大御神が本来のお力を発揮されるためには、 御饌都神である豊受大御神のお力が必要です。お守りも是非内宮と外宮を合わせてお持ちください。
伊勢神宮がおすすめして下さってるんですから、間違いはありません。
ご利益で選ぶ!あなたに寄り添う伊勢神宮のお守り
お守りを選ぶとき、ふと「いまの自分に必要なものは何だろう」と考えることがあります。伊勢神宮には、人生の節目や日々の暮らしにそっと寄り添うご利益別のお守りが揃っています。願いの種類だけでなく、心のあり方で選ぶという視点も大切にしたいところです。
人気のご利益別(金運・縁結び・健康・厄除けなど)おすすめお守り
伊勢神宮では「金運上昇」「縁結び」「健康祈願」「厄除け」「交通安全」「学業成就」など、暮らしのあらゆる場面を見守るお守りが授与されています。たとえば縁結びのお守りは、人とのご縁だけでなく、自分自身との調和や仕事とのご縁も意識されています。祈願の内容が具体的であるほど、お守りとの出会いも深くなるものです。願いを見つめ直し、自分に合ったご利益に耳を傾けてみましょう。
直感で選ぶ?心惹かれるお守りとの出会い方
お守りに惹かれる感覚は、頭ではなく“心”が動いている瞬間かもしれません。「なぜかこの色に目がいく」「ふと手が伸びた」といった直感的な出会いも、とても大切です。伊勢神宮の澄んだ空気の中で、自分の内側と静かに向き合うと、必要なものが自然と手に届くような感覚があります。ご利益だけにとらわれず、心が温かくなる感覚を信じてみてもいいかもしれません。
目的別:ビジネス、学業、旅行安全のお守り選び
目的がはっきりしている場合には、それに応じたお守りを選ぶことも一つの方法です。たとえば仕事運や商売繁盛を願う方には、外宮の豊受大御神の守護が心強い存在となるでしょう。学業成就のお守りは、試験前の子どもや大人の学び直しにも心強い味方です。また、旅の安全を祈願するお守りは、伊勢神宮へのお参り自体を安心して楽しむためのサポートにもなります。願いに応じたお守りは、目にするたびに背中をそっと押してくれる存在となるでしょう。
お守りを授かる場所と時間、そして大切な心構え
伊勢神宮でお守りを授かることは、ただの買い物ではありません。それは、神様との静かな対話のような時間。内宮・外宮のそれぞれに授与所があり、訪れる人々の思いをそっと受け止める空間になっています。授かるときの所作や心の在り方も、大切にしたいものです。
内宮・外宮それぞれの授与所の場所と受付時間
内宮と外宮には、それぞれ正宮近くに授与所があります。内宮では宇治橋を渡って正宮を参拝した後、左手に進むと授与所が見えてきます。外宮では、正宮の右手側に静かに構えています。いずれも参拝後に立ち寄るのが自然な流れです。受付時間は季節によって異なりますが、基本的には参拝時間内に開いており、朝5時から夕方まで対応していることが多いです。早朝の静けさの中で授かる時間は、特に清らかに感じられます。
お守りを授かる際の正しい作法と注意点
授与所では、焦らず落ち着いた気持ちで選ぶことが何より大切です。お守りは神様の御神徳を身近にいただくものなので、扱うときは丁寧に、両手で受け取るようにしましょう。授与所での写真撮影は控えるのがマナーです。心を整え、感謝の気持ちを持って接することで、お守りとのつながりもより深まります。誰かへの贈り物として選ぶときも、その人の幸せをそっと願う気持ちを添えることが大切です。
混雑を避けてスムーズに授かるためのヒント
特に年末年始や連休中は、授与所も混み合います。比較的落ち着いた時間帯は、朝の早い時間(5時〜8時)や、平日の午後遅めです。また、月の朔日(1日)は「朔日参り」で混雑するため、前後の日程を選ぶのも一案です。人の波を避けることで、より静かな気持ちでお守りに向き合うことができるでしょう。予定に少しだけ“余白”を持たせることで、心にゆとりある参拝の時間が生まれます。
お守りを持ち帰ったら?保管方法と感謝の返納について
お守りは、授かった瞬間から私たちの日常にそっと寄り添う存在となります。けれど、それをどう扱えばよいのか迷う方も少なくありません。ここでは、日々の中でのお守りとのつき合い方や、役目を終えた後の感謝の返し方についてお伝えします。
授かったお守りの正しい保管場所と扱い方
お守りは、できれば丁寧に、清らかな場所に置いてあげたいものです。常に持ち歩くのが難しい場合は、引き出しの中ではなく、明るく風通しの良いところに。寝室や玄関など、日々の節目に気づきやすい場所に置いてみるのもよいでしょう。バッグや財布の中に入れる場合も、ゴチャゴチャしたものと一緒にしないように心がけると、お守りへの敬意が自然と深まります。
古くなったお守りの返納時期と感謝の方法
お守りの役目は、基本的には1年が目安とされています。とはいえ、期限よりも「ありがとう」と手放せる心のタイミングが大切です。返納は、授かった神社やお寺へ持参するのが理想ですが、遠方の場合は近くの神社でも受け入れてくれることがあります。伊勢神宮でも、古いお守りを納める専用の箱が設置されています。返納の際には、「これまで守ってくださってありがとう」という気持ちを込めて手を合わせてみてください。
伊勢神宮以外の神社のお守りはどうする?
複数の神社でいただいたお守りを一緒に持っていても、神様同士が争うということはありません。神々は本来、人々の幸せを願って存在しているからです。ただし、自分の中で感謝や信頼が薄れてしまったお守りは、そっと感謝を伝え、納め直すことで心が整います。伊勢神宮のお守りも、他の神社のお守りも、それぞれに意味があり、あなたの願いを静かに受け止めてくれた証です。敬意と感謝をもって見守っていきたいですね。
【体験談】伊勢神宮のお守りが私にもたらした奇跡と癒し
伊勢神宮で授かったお守りは、それぞれの人生の小さな支えとなり、ときには大きな気づきを与えてくれます。ここでは、実際に参拝し、お守りを手にした方々の声をご紹介します。日常の中で静かに起きた“心の変化”を、そっと感じていただけたらと思います。
東京都・30代・女性・仕事のストレスから心を整えたくて
仕事で心がすり減っていた頃、ふと伊勢神宮のことが頭に浮かび、内宮を訪れました。五十鈴川の水音と森の静けさの中で、自分が少しずつほどけていくように感じました。健康守を授かり、毎朝それに触れて深呼吸する習慣ができたことで、忙しさの中にも「自分を大切にする時間」を持てるようになりました。
福岡県・50代・男性・子どもの受験を願って
息子の受験がうまくいくようにと願いを込めて、外宮で学業守を授かりました。正直、それまでお守りに深い意味を感じたことはありませんでした。でも、手にした瞬間、心がスッと落ち着いたんです。試験の前に「これがあるから大丈夫」と息子が笑った姿に、神様とのつながりを感じました。結果だけでなく、家族の絆が深まった気がします。
京都府・40代・女性・人との関係に悩んでいたときに
人間関係の悩みで気持ちが沈んでいたとき、何気なく訪れた伊勢神宮。内宮で縁結びのお守りを手にしたとき、なぜか涙が出そうになりました。それは“誰かと出会うため”ではなく、“自分自身と仲直りする”ための守りだったのかもしれません。以来、少しずつ心を開けるようになり、周囲との関係も自然にほどけていきました。
北海道・20代・女性・旅の途中で迷いの中にいた
ひとり旅の途中、なんとなく立ち寄った伊勢神宮。その頃は将来の方向性に悩んでいて、不安ばかりでした。内宮で授かった「しあわせ守」を、ふとポケットに入れていたことに気づいた日、何とも言えない安心感に包まれました。正解はまだ分からないけれど、今は「自分の道を歩こう」と思えています。
大阪府・60代・男性・長年の病を乗り越えたあとに
病気を経て、ようやく日常を取り戻しつつあった頃、伊勢神宮を妻と訪れました。外宮で健康守を手にしたとき、自分がこうして歩けていることに改めて感謝の気持ちが込み上げました。それ以来、お守りはただの「願掛け」ではなく、今ここに生きていることを静かに祝福してくれる存在になりました。
お守りと参拝についての素朴な疑問にお答えします
初めて伊勢神宮を訪れる方や、お守りを授かることに少し戸惑いを感じている方へ。ここでは、よくある疑問に静かに寄り添いながら、そっと背中を押せるようなQ&Aをご用意しました。迷いや不安も、ひとつひとつ丁寧に見つめていけば、きっと自分なりの答えが見えてくるはずです。
Q1. お守りは複数持っていてもいいのでしょうか?
A:
はい、大丈夫です。神様同士が争うということはなく、それぞれのお守りがあなたの願いや思いに寄り添ってくれます。大切なのは数よりも、ひとつひとつを丁寧に扱う気持ちです。「今の自分にとって何が必要か」を静かに見つめることで、お守りもより深く寄り添ってくれる存在になるでしょう。
Q2. 授かったお守りを落としてしまいました。どうしたらいいですか?
A:
思いがけず落としてしまったとしても、責める必要はありません。大切なのは、そこに込められていた願いや感謝の気持ちを、もう一度自分の内側で確かめることです。再びお守りを授かることもできますし、心の中で手を合わせて「ありがとうございました」と伝えるだけでも、気持ちが整うことがあります。
Q3. 伊勢神宮のお守りは、家族や友人に贈ってもいいのでしょうか?
A:
もちろんです。お守りは「祈りを託す贈り物」として、大切な人への思いやりを表すものでもあります。ただ、その方の状況や気持ちに寄り添って選ぶことが何より大切です。贈る側も、受け取る側も、「幸せを願う気持ち」があれば、それはきっと穏やかなご縁として届くはずです。
Q4. お守りを持っているのに、願いが叶わなかったと感じた時は?
A:
願いが叶うかどうかは、時に私たちの思い通りではないかもしれません。でも、お守りは「叶えるための道のりを支えてくれる存在」です。心のどこかで変化が起きていたり、違う形で必要な導きを受け取っていることもあります。自分の変化に目を向けてみると、小さな気づきが浮かんでくるかもしれません。
Q5. 返納のタイミングを逃して、何年も持ち続けています。それでも大丈夫ですか?
A:
はい、大丈夫です。返納には「感謝を伝える」という意味がありますが、忘れてしまったからといって意味がなくなるわけではありません。むしろ、今ふと思い出したその瞬間が、感謝を伝えるタイミングなのかもしれません。神社へお返しするのもよし、自分の中で手を合わせてお別れするのも、心の整理になります。
まとめ:伊勢神宮のお守りがそっと教えてくれること 〜心と向き合う旅の終わりに〜
伊勢神宮で授かるお守りは、単なる縁起物ではなく、あなたの人生にそっと寄り添い、心の支えとなる存在です。
願いが叶うかどうか以上に、「今の自分を見つめる時間」を与えてくれる、それがこの聖地での体験の本質かもしれません。
時に迷い、揺れながらも、あなたは確かに前へと歩いています。
その歩みの傍らで、お守りは静かにあなたを見守り、必要な時にそっと力を貸してくれるでしょう。
伊勢神宮という神聖な地で得たご縁と気づきを胸に、今日という日を大切に、また新たな一歩を踏み出していけますように。
どうかこの旅が、あなたにとって「心の調和」へとつながる豊かな時間となりますように。
伊勢神宮のお守りに関する、総合的な情報は以下の記事をご覧ください!