タイ旅行にいこうと思ったとき、気になることが「タイのベストシーズン」になります。
わかります。わかります。私もまだ日本で会社員をしてる頃は、たまにしか行けない海外旅行なので、「タイのベストシーズン」を調べまくってたので、あなたの気持ちが深く理解できます。
頻繁にいける方は別ですが、多くの日本人にとって「海外旅行は大イベントの1つ」になりますもんね。絶対に外したくないと考えるのが当然だと思います。
結論から言うと、タイ旅行のベストシーズンは「11月~2月」ですね。ただし、これは70%正解です。実は、タイのベストシーズンは、エリアごとに全く異なってくるからです。
さらには、タイ旅行のベストじゃないシーズンにも、「多大なるメリットがある」ので、そこらへんも考慮して、タイ旅行の日程を組むことがおすすめだからです。
今回の記事は、タイ国政府観光庁が認めるタイの専門家、タイランドスペシャリストの私が、「タイ旅行のベストシーズン」をご紹介するので、安心して読み進めて下さいね!
タイ旅行のベストシーズンは乾季(11月~2月)
まず最初に確認してほしいことが、タイには以下の「3つのシーズン」があることです。
- 乾季(11月~2月)
- 暑季(3月~5月上旬)
- 雨季(5月中旬~10月)
上記の中でも、タイ旅行のベストシーズンは「乾季(11月~2月)」です。この時期に行けば、外すことはありません。
暑季(3月~5月上旬)は、とにかく暑いのが特徴です。日本の8月をイメージすればいいですね。雨季(5月中旬~10月)は雨のシーズンです。
しかし、前述したように、「タイのベストシーズン=11月~2月」と言い切るのは無理があります。
日本のベストシーズンっていつ?
それは、タイが南北に約1,800キロもある縦長い国だからです。なので、エリアごとに「ベストシーズンが異なる」からですね。
「日本のベストシーズンは?」と聞かれて、サラッと答えられる人はなかなかいませんもんね。北海道と沖縄で、ベストなシーズンは違ってきますもんね。
さらには、北海道は、スノースポーツを楽しむ方にとっては「冬がベストシーズン」になります。ただし、ツーリングやドライブを楽しむ方にとっては「夏がベストシーズン」になります。
ですので、大事なことは「目的に分けた各エリアのベストシーズン」を知ることなんですよね。そこらへんを踏まえて総合的に判断すると「さらに素敵なタイ旅行」になりますよ!
では次は、バンコクのベストシーズンをチェックしましょう!
バンコクのベストシーズン
バンコクの気候は、「1年を通して暑い」のが特徴になります。ただし、日本人が思う暑さとは少し異なります。
バンコクの暑さを「日本の夏真っ盛りの8月でイメージする方」が多いのですが、そこまでの暑さが続くことはないですね。
バンコクの気候の注意点は、1月と12月の「最低気温が20℃前後」になることですね。つまり、この時期の万国は「朝夕はけっこう涼しい」です。
バンコクの年間気候
バンコクの年間気候をデータで確認してみましょう。
「バンコクの気候」
平均最低気温 平均最高気温 平均降雨日数 雨量mm 1月 21.0 32.0 1 9.1 2月 23.3 32.7 3 29.9 3月 24.9 33.7 3 28.6 4月 26.1 34.9 6 64.7 5月 25.6 34.0 16 220.4 6月 25.4 33.1 16 149.3 7月 25.0 32.7 18 154.5 8月 24.9 32.5 20 196.7 9月 24.6 32.3 21 344.2 10月 24.3 32.0 17 241.6 11月 23.1 31.6 6 48.1 12月 20.8 31.3 1 9.7 (引用:Wikipedia「バンコクの気候」より)
それでは次は、上記の表を「もっとシンプル」に説明していきますね!
バンコクには「3つのシーズン」がある
乾季:11月~2月
バンコクの乾季(11月~2月)の特徴は以下になります。
- 最高気温:31.3℃~32.7℃
- 降雨日数:1日~6日
- 平均雨量:9.1mm~48.1mm
この時期は、朝や夜に出かけるなら「長いパンツと長袖シャツ」をおすすめします。実は乾季は観光に最適なシーズンですが、この時期の注意点としては「昼と夜の寒暖差」があげられます。
1月と12月は、最低気温の平均が「20℃前後」になります。ですので、お昼は暑いのですが夜になると「けっこう冷え込む」んですよね。
暑季:3月~5月
バンコクの暑季(3月~5月)の特徴は以下になります。
- 最高気温:33.7℃~34.9℃
- 降雨日数:3日~16日
- 平均雨量:28.6mm~220.4mm
バンコクの暑季は、「日本の7月や8月」の気候に近いですね。夏真っ盛りという言葉が似合います。
この時期のバンコクでは、猛暑による「熱中症と日焼け」に注意して下さい。特に4月と5月は、最高気温が「40℃近くまで上昇」することがあります。
この時期は、戸外に出ると驚くほど短時間で日焼けします。日焼け止め対策と水分補給は必須ですね。日中はショッピングモール等の「屋内で過ごすこと」をおすすめします!
雨季:6月~10月
バンコクの雨季(6月~10月)の特徴は以下になります。
- 最高気温:32.0℃~33.1℃
- 降雨日数:16日~21日
- 平均雨量:149.3mm~344.2mm
この時期のバンコクは、「雨が多いのが特徴」になります。南国で有名な、「スコール」の季節ですね。
タイの雨季は「日本の梅雨の時期」に例えられますが、少しそれは間違ったイメージになります。シトシトと降り続くのではなく「一気にドカッ」と降るのがタイの雨の特徴ですね。
バンコク旅行のベストシーズンは?
バンコクの気候データから読みとくと、「バンコク観光のベストシーズンは11月~2月」になりますね。
ですので、バンコク旅行で絶対に外したくない方は「11月~2月のシーズン」をおすすめします。
ただし、11月~2月は、世界中の観光客が「バンコクを訪れるシーズン」になります。ですので、タイ行きの航空券の「値段相場が上昇する時期」なんですよね。
安くタイ旅行をしたい方は、この時期を「外したほうがお得」ですよ!
プーケットのベストシーズン
プーケットの気候の特徴は、年間を通して「25℃~33℃」とほぼ一定なので過ごしやすいことにあります。まさに南国ビーチリゾートですね。
さらには、バンコクやチェンマイにある「暑季(3月~5月)」が、実はプーケットにはありません。プーケットには、「乾季と雨季」の2つのシーズンしかないんですよね。
では次は、プーケットのベストシーズンを知るために、「プーケットの年間気候」をチェックしましょう。
プーケットの年間気候
「プーケットの気候」
平均最低気温 平均最高気温 平均降雨日数 雨量mm 1月 24.5 32.7 4 30.3 2月 24.9 33.6 3 23.9 3月 25.4 34.0 5 73.5 4月 25.8 33.9 11 142.9 5月 25.6 32.8 21 259.5 6月 25.5 32.4 19 213.3 7月 25.1 32.0 19 258.2 8月 25.3 32.0 19 286.8 9月 24.6 31.5 23 361.2 10月 24.5 31.5 22 320.1 11月 24.7 31.7 16 177.4 12月 24.4 31.7 8 72.4 (引用:Wikipedia「プーケットの気候」より)
それでは次に、上記の表を「もっとシンプル」に説明していきますね!
プーケットには「2つのシーズン」がある
乾季:11月~4月
プーケットの乾季(11月~4月)の特徴は以下になります。
- 最高気温:31.7℃~34.0℃
- 降雨日数:3日~16日
- 平均雨量:23.9mm~177.4mm
11月~4月のプーケットは、ビーチも綺麗に見える「最高の時期」になります。雨の日が少ないので、「南国プーケットのビーチ」を楽しみたいなら乾季がおすすめです。
雨季:5月~10月
プーケットの雨季(5月~10月)の特徴は以下になります。
- 最高気温:31.5℃~32.8℃
- 降雨日数:19日~23日
- 平均雨量:213.3mm~361.2mm
5月~10月の時期のプーケットは、雨が多い時期になりますね。ビーチも波が高くて「遊泳禁止の日」が続くこともあります。
プーケット旅行のベストシーズンは?
プーケットの気候データから読み解くと、「プーケット旅行のベストシーズンは11月~4月」になりますね。
プーケット観光で絶対に外したくない方は、「11月~4月」の時期をおすすめします。ただし、実はプーケットには「雨季ならではの楽しみ方」があります。
雨季(5月~10月)のプーケットもおすすめ!
プーケットの雨季ならではのメリットが以下になります。
- ホテルの宿泊料金が下がる
- 雨季のビーチは混雑していないので快適
- 雨の後は涼しいので観光しやすい
雨季のプーケットで、私がイチバン気に入ってるのが「ホテルの宿泊料金が下がる」になります。
乾季と比べると、雨季のプーケットの「ホテル代金は半額」になることも珍しくありません。つまりは、普段は縁の薄い「高級ホテルを楽しむチャンス」なんです!
チェンマイのベストシーズン
チェンマイの気候の特徴は、年間を通して「比較的涼しいこと」があげられます。タイは常夏の国で暑いですからね。チェンマイの涼しさが嬉しいんです。
ただし、4月だけはバンコクの暑さを超えるのでお気をつけください。「やたらに暑い」ですよ(笑)
チェンマイのベストシーズンを知るために、「チェンマイの年間気候」をチェックしましょう。
チェンマイの年間気候
「チェンマイの気候」
平均最低気温 平均最高気温 平均降雨日数 雨量mm 1月 14.9 29.8 1 4.2 2月 16.2 32.6 2 8.9 3月 19.5 35.2 2 17.8 4月 22.9 36.5 6 57.3 5月 23.8 34.2 14 162.0 6月 24.0 32.7 14 124.5 7月 23.9 31.8 16 140.2 8月 23.7 31.5 18 216.9 9月 23.2 31.7 20 211.4 10月 22.2 31.4 14 117.6 11月 19.2 30.1 5 53.9 12月 15.7 28.6 1 15.9 (引用:Wikipedia「チエンマイの気候」より)
それでは次に、上記の表を「もっとシンプル」に説明していきますね!
チェンマイには「3つのシーズン」がある
乾季:11月~2月
チェンマイの乾季(11月~2月)の特徴が以下になります。
- 最高気温:28.6℃~32.6℃
- 降雨日数:1日~5日
- 平均雨量:4.2mm~53.9mm
11月~2月のチェンマイは、暑くもなく雨も少ない「絶好の気候」になりますね。
暑季:3月~5月
チェンマイの暑季(3月~5月)の特徴が以下になります。
- 最高気温:34.2℃~36.5℃
- 降雨日数:2日~14日
- 平均雨量:17.8mm~162.0mm
3月から5月のチェンマイは、「温度がグングンと上昇」してくるので暑いです。あまり過ごしやすい時期ではありません。
雨季:6月~10月
チェンマイの雨季(6月~10月)の特徴は以下になります。
- 最高気温:31.4℃~32.7℃
- 降雨日数:14日~20日
- 平均雨量:117.6mm~216.9mm
タイの他のエリアに比べると雨量は少ないですが、雨季のチェンマイも「雨が多い時期」になりますね。
雨の時期は、個人的には涼しいから好きですよ。タイは暑い国なんで、この時期は快適に観光できます。
チェンマイ旅行のベストシーズンは?
チェンマイの気候データから読み解くと、「チェンマイ旅行のベストシーズンは11月~2月」になりますね。
チェンマイ旅行で絶対に外したくない方は、「11月~2月」の時期をおすすめします。
ただし、この時期のチェンマイは1点だけ注意が必要です。お昼は暑いのですが、夜になると「けっこう冷え込む」んですよね。
昼と夜の寒暖差
チェンマイ気候のもう一つの特徴として、「11月〜2月の昼と夜の寒暖差」があげられます。ですので、この時期のチェンマイでは「服装」に気を配らないといけません。
この時期のチェンマイは「長袖シャツ&長いパンツ」を持っていくことを強くおすすめします。
暑季(3月~5月)がおすすめできない理由
さらには、3月~5月のチェンマイは暑いのもありますが、「郊外で野焼きが始まる」のでオススメできません。野焼きが始まると、チェンマイ市内が煙で包まれます。
「昨日まで見えていた近くの山が、煙のせいで見えなくなったよ」と、そんな冗談がチェンマイのロングステイヤーの間に聞こえてくる時期ですね。
実は、これは全く冗談ではありません。本当に煙害でチェンマイ市内の空気が悪くなるんですよね。この時期なると、日本人のちょっとした「帰国ラッシュ」が始まります。
まとめ
今回は、「タイ旅行のベストシーズン」について解説しました。
まとめるとこんな感じになります。
- バンコクのベストシーズン:11月~2月
- プーケットのベストシーズン:11月~4月
- チェンマイのベストシーズン:11月~2月
ベストシーズンじゃなくても、タイ旅行のメリットは色々とあります。安く旅行できるってのは、それだけで個人的には、めっちゃメリットだと感じてますよ!