タイ旅行に行ったら食べたい、「タイラーメン」。お手軽に食べれるので、現地タイ人にも旅行者にも大人気のタイ料理です。そんなタイラーメンですが、実は色んな種類があります。具体的には、麺の種類とスープの種類ですね。
「なんか難しいな」と思った方もいるかと思いますが、実は全く難しくありません。日本のラーメンと比較すると、とっても分かりやすいんです。麺の種類とは、太麺・中細麺・細麺ってやつですね。タイでは、自分で麺の太さを選ぶのが一般的なんです。
さらには、スープの種類とは、日本のラーメンにも、味噌・豚骨・塩などと色々あるのと同じですね。これは日本も同様ですが、タイでは同じ店で数種類のスープの味があるのは当たり前なんですよね。タイラーメンは、屋台やフードコートで手軽に食べれるので「ちょっと小腹が空いた時」に重宝しますよ!
今回は、「タイラーメンの麺&スープの種類」についてシェアしますね。さらには、現地タイに行ったときに役立つように、フードコートや屋台での「タイラーメンの具体的な注文の仕方」も紹介します。さらには、タイラーメンを3倍美味しくするために、「タイ人全員が必ずしてること」も詳しく話してるので、ぜひ最後までチェックして下さいね。
タイラーメンとは?
タイラーメンとは、タイ国内でよく食べられている「ラーメン」のことですね。タイのラーメンを日本人は、「タイラーメン」と呼びます。しかし、タイ国内では「クイッティアオ」という呼び方が一般的になります。
粿条(クエティオウ)は、潮州系・閩南系華人発祥、台湾で花を開いた米料理である。粿条から派生した食品として、タイのクイティアオ、シンガポールやマレーシアのクイティアウ、ベトナムのフーティウがある。
出典元:wikipedia
ちなみに、「クイッティアオ」はタイ語で「ก๋วยเตี๋ยว」と書きますよ。
「クイッティアオ」のタイ語発音は、以下で確認して下さいね。
※3回繰り返しています。
タイラーメンの特徴
タイラーメンの特徴として、日本人が最初に感じるのが「タイラーメンは麺の量が少ない」になりますね。それもそのはずで、タイラーメンは、日本のラーメンの「4~6割ぐらい麺の量」になるんです。なので、ラーメンだけじゃなく、色んな料理が一緒に楽しめるのは魅力ですね。
ですので、タイ人が日本のラーメンを食べに行ったら、「一杯の量が多い!」と言って驚いてますよ。「美味しいけど全部食べられない」とね。ちなみに、タイ人の多くはラーメンを食べるのが日本人に比べて非常に遅いんです。「おいおい、早く食べないと麺がのびちまうよ!」と毎回言いたくなります(笑)
スープの種類は4種類
タイラーメンの代表的なスープには、以下の4種類があります。
- ナムサイ
- ナムトック
- トムヤム
- イエンタフォー
ナムサイ
ナムサイはお店によって異なりますが、基本的には「鶏、豚、牛などでだし」をとった透明のスープですね。クセがなくさっぱりしてるのが特徴のシンプルなスープです。ナムサイは、タイラーメンで最もポピュラーなスープですね。初めてのタイラーメンは、「ナムサイ」から試すといいですよ。
ナムサイをタイ語で書くと、「น้ำใส」ですね。
「ナムサイ」のタイ語発音は、以下で確認して下さいね。
※3回繰り返しています。
ナムトック
ナムトックは、濃いめのコクがあるスープになります。それもそのはずで、スープに豚の血を混ぜてるんだそうです。それを言うと、ほとんどの人が「豚の血?」と私を振り返ります。しかし、クセがないので言われなかったら、全くわからないと思います。
ナムトックをタイ語で書くと、「น้ำตก」ですね。
「ナムトック」のタイ語発音は、以下で確認して下さいね。
※3回繰り返しています。
トムヤム
トムヤムは、日本でも有名なタイ料理である「トムヤムクン風味のスープ」になります。酸っぱさと辛さが絶妙の味を醸し出すんですよね。トムヤムクンが好きな方は、ナムサイスープよりも「トムヤムスープ」をおすすめしますね。ちなみに、私はトムヤムスープにすることが多いですね。
トムヤムをタイ語で書くと、「ต้มยำ」ですね。
「トムヤム」のタイ語発音は、以下で確認して下さいね。
※3回繰り返しています。
イエンタフォー
イエンタフォーは、中国の客家料理を起源とする麺料理です。豆腐を紅麹で発酵させた紅腐乳と、肉や魚のすり身団子を使って作られます。具体的には、豆腐に紅腐乳を詰めて調理し、肉や魚のすり身団子を加えたスープや麺と一緒に提供されます。イエンタフォーは、さっぱりとした味わいが特徴です。
イエンタフォーをタイ語で書くと、「เย็นตาโฟ」ですね。
「イエンタフォー」のタイ語発音は、以下で確認して下さいね。
※3回繰り返しています。
麺の種類は4種類
タイラーメンの代表的な麺は、以下の4種類があります。
- バミー
- センミー
- センレック
- センヤイ
バミー
バミーは、「小麦粉の麺」になりますね。日本で例えると、中華ちぢれ麺って感じです。バミーは日本のラーメンの麺に似ているので、日本人の中では1番人気ですね。
バミーをタイ語で書くと、「บะหมี่」ですね。
「バミー」のタイ語発音は、以下で確認して下さいね。
※3回繰り返しています。
センミー
センミーは、「極細の米麺」になります。日本で言うと、そうめんや春雨みたいな感じですね。センミーは、麺が細いので量が多く感じるのもメリットですね。少ししか食べてなくても、なんとも言えない満腹感があるんです。
センミーをタイ語で書くと、「เส้นหมี่」ですね。
「センミー」のタイ語発音は、以下で確認して下さいね。
※3回繰り返しています。
センレック
センレックは、「細い米麺」になります。タイラーメンの定番中の定番ですね。注文の時に麺を選ばなかったら、自動的に「センレック」になる率高しです!私が一番好きな麺は、このセンレックですね。
センレックをタイ語で書くと、「เส้นเล็ก」ですね。
「センレック」のタイ語発音は、以下で確認して下さいね。
※3回繰り返しています。
センヤイ
センヤイは、「太い米麺」になります。名古屋のきしめんに近いかんじですね。4種類の麺の中では、ダントツで人気がありません。ただし、好きな人にとっては、たまらない食感だそうです。ちなみに私はタイ歴が長いですが、センヤイを食べた回数は10回未満ですよ(笑)
センヤイをタイ語で書くと、「เส้นใหญ่」ですね。
「センヤイ」のタイ語発音は、以下で確認して下さいね。
※3回繰り返しています。
具材の種類
タイラーメンの具材には以下があります。
- 鶏肉(ไก่)
- 豚肉(หมู)
- 牛肉(เนื้อวัว)
- ルクチン(ลูกชิ้น)
- ワンタン
※併記しているのはタイ語表記です
無難なのは、「鶏肉や豚肉」ですね。注文の時は、「チキン・ポーク」と言えばいいですよ。
屋台などでのタイラーメンの注文の流れ
屋台やフードコート等での、タイラーメンの注文の流れが以下になります。
- スープを選ぶ
- 麺を選ぶ
- 具材を選ぶ
- 盛りを選ぶ
「スープ・麺・具材」は、先程紹介した中から選べばいいですね。ちなみに、お店の店頭でも「スープ・麺・具材」を確認できるので、そこで「指差し」しても問題ないですよ。
盛りを選ぶ
スープ・麺・具材を選んだら、次は「具材と盛り」を選びましょう。
タイラーメンの盛りには以下があります。
- 普通盛り:タマダー(ธรรมดา)
- 大盛り :ピセート(พิเศษ)
前述したように、タイラーメンは量が少ないんです。男性がタイラーメンを単品で食べるなら「大盛り」をおすすめしますね。
美味しくするためにタイ人全員がしていること
タイラーメンを3倍美味しくするために、タイ人全員が「必ずしてること」があります。実は、日本では考えられないことですが、タイラーメンをそのまま食べるタイ人はいません。ほとんどのタイ人が調味料を使って「自分流の味に整える」のが一般的なんです。
日本のラーメン屋では、自分で醤油や酢などを入れて再び味を整えるなんてことはしません。日本では「作ってくれた人に失礼だ!」となりますが、タイでは別なんです。
自分の好きな味に変える
タイラーメンのお店には、上記写真の調味料が備え付けられてます。これを使って、自分の好きな味に変更するんですよね。
調味料には以下がありますね。
- ナンプラー(魚醤)
- 砂糖
- 酢
- 赤唐辛子
- 砕きピーナッツ
これらの調味料で、各々が自分で好きに味付けを変えていきます。タイ人にとっては、これは当然で当たり前のことなんですね。
砂糖の量に驚く
日本人が驚くのは砂糖ですね。「甘いラーメンなんて食べられないよ」と、初めは必ずそう言います。しかし、砂糖を入れることにより「味に深みとコク」がでて美味しくなるんですよね。
タイ人は、大さじで3〜5杯も砂糖を入れる人もいますよねちなみに、私はスプーンで1杯ぐらいです。ぜひ、お試し下さいね!
まとめ
今回は、「タイラーメンの麺&スープの種類」についてシェアしました。タイラーメンとは、タイ国内でよく食べられている「ラーメン」のことですね。タイラーメンは、日本のラーメンの「4~6割ぐらい麺の量」なのが一般的です。
スープには、「ナムサイ・ナムトック・トムヤム・イエンタフォー」の4種類があります。麺の種類には、「バミー・センミー・センレック・センヤイ」の4種類があります。具材には、「鶏肉・豚肉・牛肉・ルクチン・ワンタン」などがあります。さらには、「普通盛りと大盛り」があります。
タイラーメンの注文の流れは、「スープを選ぶ→麺を選ぶ→具材を選ぶ→盛りを選ぶ」になります。もっと細かく言うと色々あるのですが、初心者の方はこれで十分です。タイに住んで長い方たちでも、「クイッティアオちょうだい」だけで何とかなってるからですね。
ちなみに、適当に注文すると「そのお店の定番品」を出してくれると思います。ですので、いたずらに心配する必要はないので安心して下さいね!