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タイの世界遺産の一覧と地図!アユタヤやスコータイが有名

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タイ国内には、「ユネスコ世界遺産が6つ」あります。世界遺産の内訳としては、文化遺産が3つ・自然遺産が3つですね。「あれ、タイの世界遺産は5つでは?」と思った方もいますよね。

実は2021年に、タイの世界遺産は1つ増えてるんです。タイの世界遺産は、次世代に引き継ぐために今も保護されています。なので、もしかすると、数年後はまた増えるかもしれないですね。

今回は、「タイにある6つの世界遺産」についてシェアします。さらには、実は世界遺産には「文化・自然・複合」の3つのカテゴリーがあります。これについても詳しく解説するので、ぜひ最後までチェックして下さいね!

世界遺産とは?

世界遺産とは、地球の進化と人類の歴史によって創り出され、過去から現在へ受け継がれ、未来の世代にも引き継ぐべき貴重な宝物のことです。

国際連合教育科学文化機関(UNESCO)は、1972年に「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」(通称:世界遺産条約)を採択し、これに基づいて国際的な協力体制を築きました。

世界遺産リスト

1972年の世界遺産条約に基づき、「世界遺産リスト」に掲載される建造物、遺跡、景観、自然などが世界遺産とされます。

これらは「顕著な普遍的価値」を持っており、どの国や時代、信仰や価値観に関わらず、多くの人々に素晴らしいと感じられる価値を指します。

世界遺産には3つのカテゴリーがある

世界遺産は、文化遺産、自然遺産、複合遺産として分類され、総数は1,000件以上に及びます。

  • 文化遺産:人間の創造活動や歴史的な過程によって生み出された建造物、遺跡、都市などが含まれます。
  • 自然遺産:地球上の自然の驚異や生態系が保全されている地域を指します
  • 複合遺産:文化遺産と自然遺産の両方の価値を持っているもの

日本だと、「富士山・法隆寺」などが文化遺産。「屋久島・白神山地」などが自然遺産になります(複合遺産はありません)。

タイの6つの世界遺産一覧と地図

2023年8月現在、タイ国内にある世界遺産の一覧は以下になります。

  1. アユタヤ(文化遺産)
  2. スコータイ(文化遺産)
  3. トゥンヤイ・ファイカケン野生生物保護区群(自然遺産)
  4. バンチェンの古代遺跡(文化遺産)
  5. ドン・パヤーイェン-カオヤイ森林群(自然遺産)
  6. ケーンクラチャン国立公園(自然遺産)

スコータイやアユタヤは、タイの古都になります。メチャクチャいいとこなので、ぜひ行ってみて下さいね。

アユタヤ(文化遺産・1991年)

タイで1番有名な世界遺産が「古都アユタヤ」ですね。アユタヤは日本で言うと京都のような歴史ある観光地になります。現在も荘厳な歴史遺跡が残り、1991年にユネスコ世界遺産に登録されました。

バンコクから北に約80キロの場所にあるので、近いのもあって観光客にとっても人気がありますね。ここにはかつて400年もの長き年月にわたり繁栄を続けてきた「アユタヤ王朝」が存在しました。

1350年にウートン王によって建都され、国際貿易や都市計画、中央集権制度などが根付き、約417年間にわたりアユタヤ王朝の首都として繁栄したんですよね。

チャオプラヤー川と支流に囲まれた地形は水運に適しており、国際貿易都市としても隆盛を極めました。しかし、1767年にビルマ軍の攻撃によって町は破壊されました。

アユタヤ見所

アユタヤの見所に以下などがあります。

  • ワット・マハータート
  • ワット・プラシーサンペット
  • ワット・ローカヤスターラーム
  • アユタヤ・エレファントキャンプ

アユタヤ観光のメインが、「ワット・マハータート」になりますね。世界中の観光客は、「木の根っこに埋まった大仏様の頭」を目的にアユタヤに来るんですよ!

スコータイ(文化遺産・1991年)

タイで2番目に有名な世界遺産が「古都スコータイ」になります。日本で言うと奈良という雰囲気ですね。いずれは、アユタヤ王朝に吸収されてしまうという儚さが悠久の時を感じさせてくれます。

スコータイは、タイの歴史の始まりを彩った王朝「スコータイ」朝の古都で、タイ族の最初の王朝が栄えました。

3代目のラムカムへーン王は優れた指導者として知られ、その統治下でタイの領土のほぼ全域を支配しました。タイ文字の基礎を制定したのも、ラムカムヘーン大王等ですね。

アユタヤ王朝よりも古く、保存状態が良好なレンガ造りの遺跡があり、特に夕暮れ時や夜にライトアップされる景色は迫力満点です。

スコータイの見所

スコータイの見所が、スコータイ歴史公園にある以下になります。

  • ワット・マハタート
  • ワット・サ・シー
  • ワット・シー・サワイ

スコータイ歴史公園は、この地の見どころのひとつです。市の中心から西へ約12km離れた場所にあり、3重の城壁に囲まれた旧市街と周辺の寺院遺跡があります。

トゥンヤイ・ファイカケン野生生物保護区群(自然遺産・1991年)

トゥンヤイ・ファイカケン野生生物保護区群は、バンコクから約350km北西に位置します。ウタイターニー、カンチャナブリー、タークの3つの県にまたがり、総面積が6,225㎢に及びます。

この保護区は西部地域森林複合体の中心であり、インドシナ半島に残る最大の森林地帯とされ、「タイ最大で最後の原生地域」や「最後の未踏の地」と称されています。

自然がそのまま残されている

1991年にユネスコ世界遺産に登録されたこの保護区は、バンコクに近いにもかかわらず、自然がそのまま残された貴重な森林地域です。

保護の理由の一つは、他に類を見ない生物多様性が豊かであり、生息分布の限界地域に生息する種類も多く存在することです。

この地域に生息する28種の動植物は国際的な絶滅危惧種であり、東南アジア本土で確認されている哺乳類の3分の1も生息しています。

バンチェンの古代遺跡(文化遺産・1992年)

バンチェンの古代遺跡は、タイの東北部ウドンタニーにあります。紀元前2500年から2000年に遡る先史時代の貴重な遺跡であり、1992年に世界文化遺産に登録されました。

1960年代以降の発掘によって、黒陶に刻まれた模様や特異な渦巻き模様を描いた彩陶、腕輪や斧、矛などの多彩な青銅器、青色のガラス管やガラス珠などが発見されています。

特に腕輪や斧の青銅器には多様性が見られます。稲作・農耕文化がうかがえ、陶器技術の進展も明らかになっています。

バンチェン国立博物館

隣接するバンチェン国立博物館では、1960~70年代の発掘時に注目を浴びた大発見の舞台となった出土品が展示されており、この時代の人類史を新たに切り拓いた重要な遺物を見ることができます。

バンチェン遺跡と国立博物館の組み合わせで、その時代の情報や出土品を詳しく知ることができます。東南アジアにおいても、予想以上に早い時期に発達した青銅器文化が存在したことが判明しました。

ドン・パヤーイェン-カオヤイ森林群(自然遺産・2005年)

カオヤイ国立公園はタイ初の国立公園であり、2005年には世界遺産に登録されました。バンコクから約205km北東に広がるコラート高原に位置します。

この地域にはカオヤイ国立公園を含む複数の公園があり、タップラーン国立公園、バーンシーダー国立公園、タープラヤー国立公園、さらにドンヤイ野生生物保護区まで広がる広大な森林地帯です。

カオヤイとは「大きな山」という意味のタイ語に由来し、広大な領域の85%が森林に覆われ、約95種の樹木が茂っています。800種以上の生物が生息する貴重なエリアで、その中には絶滅の危機に瀕した種も含まれています。

カオヤイはタイの人気観光地

特にカオヤイ国立公園はリゾートホテルや遊歩道などが整備されており、訪れる人々が自然を楽しむことができる場所として知られています。

公園の総面積は2,168km²に及び、ナコーンナーヨック県、ナコーンラーチャシーマー県、プラーチーンブリー県、サラブリー県の4つの県にまたがって広がっています。

園内ではハイキング道を通じて多様な動植物を観察しながら散策でき、野生のゾウやトラなども遭遇する可能性があります。さらには美しい野鳥も生息し、バードウォッチングのスポットとしても愛されています。

ケーンクラチャン国立公園(自然遺産・2021年)

ケーンクラチャン国立公園は、タイ最大の国立公園であり、タナオスィー山脈全体からホアヒンまで広がる広範な地域をカバーしています。2021年にはユネスコ世界遺産に登録されました。

この公園は、ペッチャブリー川とプランブリー川の源泉であり、多様な大自然の宝庫です。豊かな雨によって育まれた、多種多様な植物相と動物相で特徴付けられています。

さまざまな森林が存在し、乾生フタバガキ、混生落葉樹、乾生常緑樹、山岳常緑樹などが広がっています。公園はまた、北方と南方の鳥の分岐点でもあり、300種以上の鳥が観察され、バード・ウォッチングが一年中楽しめます。

豊かな自然が溢れている

ケーンクラチャン国立公園の広大な自然の中には野生の象、バイソン、鹿などの動物が生息し、美しい色彩の蝶も飛び交っています。

トレッキングやゴムボート・ラフティングなどのアクティビティを通じて、野生動物を観察しながら大自然が造り出した風景を楽しむことができます。

ケーンクラチャン国立公園は、バード・ウォッチングやリラクゼーションを求めるエコ・ツーリズムの拠点としてタイ国内でも広く知られております

タイの世界遺産を楽しんで下さいね

今回は、タイの世界遺産一覧と地図をシェアしました。タイについて深く知ることができるので、世界遺産巡りはおすすめですよ。特におすすめなのは、アユタヤですね。バンコクからのアクセスも簡単だからです。次は、スコータイですね。スコータイはバンコクから飛行機で行くことをおすすめします。ちなみに、チェンマイからバスで行くことも可能ですよ!